高域の音抜けに強いマイク SHURE　BETA58A

201509/08

ボーカル

今回はレンタル楽器マイク編です。
SHURE　BETA58Aについてご紹介します。

SHURE　BETA58A

BETA58Aは、本格派のサウンドメイキング、スタジオレコーディングのために誕生した、スーパーカーディオイド・ダイナミック・マイクロホンです。

リフレクトスタジオではSM58を無料でお貸ししておりますが、そのSM58とBETA58Aの最も大きな違いはマイクの極性パターンです。
いずれもマイクの前からの音をよく収音することができるのですが、SM58 はカーディオイド、BETA 58Aはスーパーカーディオイドと言って、カーディオイド・マイクロホン（SM58）は、後ろ側からの音を良く遮断することができ、収音する範囲が割と広めなのに対して、スーパーカーディオイド・マイクロホン（BETA58A）は、側面からの音をより遮断することができ、収音する範囲が狭くなると同時に、声をしっかりと拾うことができるというメリットがあります。
そして、スーパーカーディオイドの長所として指向特性が鋭いので、モニターを正しい位置に配置すれば、フィードバックに対する感度が低くなり、ハウリングが発生しにくくなりますので、安心して練習や録音に打ち込むことができるのです。
また、宅録でも鋭い指向性からSM58と比べると暗騒音を排除することができます。
繊細な収音ができることによって、周りの雑音を拾ってしまう場合があるコンデンサーマイクよりも、このBETA58Aを宅録用のマイクとして使っているクリエイターも多いそうです。
そのほか挙げられる理由として、BETA58Aはダイナミックマイクですので、繊細な管理が必要なコンデンサーマイクと比べると扱いも簡単で耐久性も高く、タフであることもまた高ポイントなのかもしれませんね！

参考：レンタル機材紹介　ギター編

そしてこのBETA58Aは、高域の音抜けがいいので女性ボーカリストの方とは特に相性が良いようです。
しっかりと歌声を拾ってくれるので、声質の線が細く、声量に自信のない方にもおすすめの頼もしい名器となることでしょう。
リフレクトスタジオでは一回100円でレンタルできますので、録音や練習にぜひご利用くださいませ。
曲によってマイクを使い分けてみても楽しいかもしれませんね！

スペック

形式：ダイナミック
指向特性パターン：スーパーカーディオイド
再生周波数帯域: 50 Hz - 16 kHz
インピーダンス：150Ω
開回路感度：～51.5dB re 1V/Pa
コネクター：XLR3ピン、オス
寸法・質量：φ51×全長164mm、278g