201510/14

音楽理論

音楽はどんな意味や理由で生まれてきたのか

今回はちょっと違う観点から、音楽の起源について書いていきたいと思います。

音楽の起源



リフレクトスタジオでは、毎日様々なジャンルの音楽が聞こえてきます。
バンドの練習はもちろんのこと、 変わった楽器を持っている人や歌やダンスの練習など様々な練習にご利用頂いております!
本当ににみなさんが音楽を楽しんでいたり、音楽でつながれる人間関係を楽しんでいて、楽しみ方が様々だなと思います。
音楽を好きだと思うきっかけは人それぞれにあるかと思いますが、幼い頃からいろんな場所や人から歌を歌ってもらったり耳にしてきたのではないでしょうか。
特に理由はわからないまま「子守唄」や「童謡」などを当たり前のように聞いて育っています。
また「民謡」などの音楽ではその土地の語り継がれる歴史などが歌詞の内容となり歌で後世に残していく形の音楽もあります。
今現在の形になる前でも「音」だけに着目すればかなり多くのジャンルや種類の音楽が日常的に親しまれて来たことが音楽に興味の無い方でもなんとなくおわかり頂けるのではないでしょうか。
世の中にこれだけたくさんある音楽ももともとは何だろうと思ったことありませんか?今の形に進化する前にはどのように生まれたものなのかふと考えたことはありませんか。
日常 生活の中でも音楽は身近にたくさんあります。家の中や街の中でもいろんな音楽に溢れています。
意識のしていないところでも緊急を知らせるサイレンだったり、何かを知らせる手段のものや気持ちを落ち着かせるリラクゼーションの為のものもあります。
音楽ではなく「音」に特化すれば更に無数にあることは何となく察しはつくのではないかと思います。



そもそもこんな身近にある音楽とはどんな意味や理由で生まれてきたものなのか。少し調べてみました。

おそらく最初の音楽は歌声である。
中国神話によると、葛天氏は歌の発明者であると記されている。葛天氏の氏族の歌は千人で合唱して万人を和し、山を震動させて川を沸き立たせたと『史記』に記されていることから、人の声音を重ねることで自然界を制御したらしいことが窺える。
あるいは手拍子を伴ったかもしれない。原初の楽器は打楽器であったと推測できる。リズムが生まれたが、メロディーやハーモニーと呼べるものを生みだすのは困難であっただろう。
確実に最古の管楽器と考えられているものは約36000年前のものであり、ドイツウルム近郊の洞窟から出てきた骨の笛を人類が使用したと考えられている。また古い笛としては、およそ3000年前の地層から出土した骨を利用した笛があり、現代のリコーダーのような形をしている。



古代人にとって、猛獣や害虫・天災から身を守ることが毎日の生活の大きな課題であり、古代の音楽は、その課題を解決するために考案されてきたと考えられている。原初の鐘と思われているものは何個も同時に打ち鳴らすことで猛獣を退散させたと伝えられる。このように生活の安全を守ってくれる音楽は、後に、祈りや祝祭、あるいは狩猟や儀式などに用途を代えていった。
音楽は人類共通のものであり、あらゆる文化において存在する。さらには、生まれたばかりの赤ん坊であっても、音楽に対する関心を示すことから、ヒトという種は、音楽に対して何らかの遺伝的基盤を備えていると思われる。
一方、ヒト以外の動物には音楽がほとんど存在しない。
鳥類や海獣類のなかには、発声を応用した「歌う」種がわずかにあるばかりである。また、これらのヒト以外の動物種による「歌う」行動は、音楽の一形態と解釈するよりは、別の機構から発現した類似の一形態と考える方が、多くの場合妥当である。特に霊長類には、「歌う」種すら乏しく、ヒトの音楽の起源に関しては、独自の進化により獲得したものだと考えられている。
人類の音楽的能力が高いことに関しては、これまで幾つかの説が誕生している。

ダーウィンは、性的衝動の表現として動物の鳴き声があり、音楽の上手い個体が異性に好まれるため、音楽的資質の高い遺伝子が選択されたという「性選択説」を提唱している。
ただし、音楽の起源に関する遺伝的研究は未発展であり、全ての説がデータとして裏づけのない推察の上に成り立っており、仮説の粋を出ていない。
またルソーやスペンサー、ヘルダーなどは人間の言語に注目し、言語がもっている音韻から派生して初期の音楽である歌が生まれたと見ている。
この他にも音楽の起源をリズムとするヴァラシェク、労働という活動に起源を見出すビューヒャー、信号的要素を起源とするシュトゥンプフなどが主張を展開している。最近では、人類の言語に対する認知能力が進化するにともない、それが副産物的な能力として人類の音楽的能力も高めたという「帰無仮説(null hypothsis)」も有力とされている。

エドワード・サピアは『言語』で言語の起源の一つに音楽をあげているが、言語の起源と同様に証明することは不可能である。と著書に記している。
ということは、色々な学者や歴史書の中では、結果「わからない」ということですよね。
最初に生み出された決定的なきっかけはわからないにしても、人間にとってもともと生まれ持った才能の一つになるものとしてあげられていることは人間にとって必然的に生まれてきたものということではないでしょうか。
好みや音痴など色々とマイナスな部分でしか意識していない人にとっても聴く側の立場としての楽しみ方もあり演奏だけではなく色々な形での「音楽」との関わりに気づくとまた少し考え方が変わるかもしれませんね。
人間にしかないコミュニケーションの方法の一つにあげられる音楽とは自分自身にとっては何なのか。色々と考えてみるとまた楽しみも変わってくるかと思いますので新しいジャンルの音楽なども是非秋の長夜に聞いてみてはいかがでしょうか。


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