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202507/17
リズム感を鍛える最強の練習法13選!
「自分にはリズム感がないかもしれない…」
「演奏中にテンポがずれてしまう」「ダンスで音に乗れていない気がする」
そんなふうに感じたことはありませんか?
音楽を演奏するときやダンスを踊るとき、さらには人と息を合わせて動くような場面で「リズム感」はとても大切な要素になります。
ですが、リズム感は特別な才能ではなく、実は誰でも後から鍛えることができる能力なのです。
日常生活の中に少しずつ練習を取り入れることで、自然にリズム感を高めることが可能です。
本記事では、「リズム感 鍛える方法」に関心のあるすべての方に向けて、初心者でも楽しく取り組める練習法を13個ご紹介します。
まずは「そもそもリズム感とは何か?」という基礎から丁寧に解説しますので、音楽経験がない方や、「自分はセンスがない」と感じている方の参考になると良いと思います!
リズム感とは?基本を理解しよう
リズム感を本格的に鍛えていく前に、まずは「リズム感とは何か?」という基礎的な理解を深めておくことがとても大切です。
この段階をしっかり踏むことで、練習の目的が明確になり、上達への道のりがグッとスムーズになります。
リズム感とは何か?定義と役割
リズム感とは、音楽の「時間的な流れ」。
つまりテンポや拍子、間(ま)を正確に感じ取り、表現する力のことです。
たとえば、ドラムのビートに合わせて体を動かしたり、曲に合わせて自然に手を叩いたりすることができるのは、このリズム感が働いているからです。
より具体的に言うと、以下のような能力がリズム感に含まれます:
・一定のテンポを感じ取る能力(時間の感覚)
・拍子の構造を理解する能力(1拍目・2拍目などの把握)
・音の長さや間の取り方を正しく捉える能力(リズムパターンの理解)
・他人とテンポを合わせる能力(アンサンブル力)
このようなリズム感は、ピアノ・ギター・ドラムなどの楽器演奏はもちろん、ダンス・ボーカル・合奏やバンド活動にも欠かせないものです。
また、実はスポーツのタイミングや日常会話のテンポにも影響しており、まさに「人生にリズムを与える」感覚ともいえます。
多くの人が勘違いしがちですが、リズム感は先天的な才能だけに頼るものではありません。日々の生活や練習の中で、正しいトレーニングを積み重ねることによって、誰でも着実に鍛えていくことが可能なのです。
リズム感がある人とない人の違い
では、実際に「リズム感がある人」と「ない人」では、どのような違いがあるのでしょうか?
リズム感がある人の特徴:
・メトロノームやドラムのビートにぴったりと合わせて演奏・動作ができる
・曲に合わせて自然に体を動かせる(ノリが良い)
・他人とのテンポを乱さず合わせることができる
・裏拍や複雑なリズムでも混乱せずに対応できる
一方で、
リズム感がない人の特徴:
・演奏や動作のテンポが安定しない(速くなったり遅くなったり)
・拍子をうまく感じられず、リズムに乗りづらい
・他人と合わせて演奏するのが苦手
・裏拍や変拍子に混乱しやすい
ですが、ここで大事なポイントがあります。
リズム感がある人たちの多くも、はじめは決してリズムに強かったわけではなく、地道な練習や経験の中で少しずつ身につけてきたのです。
また、リズム感がないと感じる方でも、実は「リズムを感じるセンサー」がまだ開花していないだけというケースがほとんどです。
適切な方法で感覚を養えば、誰でも音楽にしっかり乗れるようになります。
次に、初心者からでも始められる具体的な練習法をご紹介していきます。
まずは基本的なリズムトレーニングから始めて、徐々に楽しく、そして本格的なステップへと進んでいきましょう。
リズム感を鍛える基礎練習法
リズム感を確実に身につけていくためには、まず「基礎」をしっかりと固めることがとても大切です。
どんなに高度なテクニックや表現力があっても、土台となるリズム感が不安定では、演奏やパフォーマンスに一体感が生まれません。
ここでは、誰でも今日から取り組める、リズム感を鍛えるための基本的な練習法をご紹介していきます。
特別な才能や高価な機材は必要ありません。
ポイントは「毎日少しずつ」「正しい方法で続ける」ことです。
それだけで、リズムに対する身体と耳の感覚は確実に変わっていきます。
メトロノーム練習で基礎を固める
まず最初に取り組んでほしいのが、「メトロノームを使った練習」です。
メトロノームとは、一定のテンポで「カチッ、カチッ」と音を刻むリズム機器のことです。
スマートフォンの無料アプリでも簡単に使えるため、今すぐにでも練習を始められます。
この練習の最大の目的は、「時間の感覚=テンポ感」を体に染み込ませることです。
具体的なステップは以下の通りです。
ステップ1:まずは基本の拍を取る練習から
1.メトロノームを60BPM(1分間に60拍)に設定
2.1拍ごとに手を叩いたり、足踏みをする
3.メトロノームの音と自分の動作が完全に一致するよう意識する
このとき重要なのは、「メトロノームの音を聞いてから動く」のではなく、「自分の動作がメトロノームと同時になるようにする」ことです。
最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると徐々に「テンポを先取りする感覚」が身についてきます。
ステップ2:裏拍の練習に挑戦
次に取り組みたいのが、「裏拍(うらはく)」の練習です。
裏拍とは、表拍(1拍目、2拍目など)の間にあるリズムで、音楽にグルーヴ感やノリを与える重要な要素です。
1.メトロノームを80BPMに設定
2.表拍ではなく、裏拍で手を叩く(つまり「カチッ」と鳴った後に叩く)
3.一定のリズムを保てるよう練習する
この練習を繰り返すことで、「拍と拍の間」を正確に感じ取れるようになり、リズムの奥行きが格段に増します。
また、慣れてきたらリズムパターンを変えたり、スウィングのような跳ねる感覚も取り入れてみると、より実践的なトレーニングになります。
スロー再生で耳とタイミングを鍛える
もう一つの基本的な練習法としておすすめなのが、「スロー再生」です。
これは、お気に入りの曲や練習中の楽曲を「ゆっくり再生」して、音のひとつひとつを正確に聴き取るトレーニングです。
多くの音楽再生アプリ(例:YouTube、Spotify、音楽練習アプリなど)では、テンポを落としても音程が変わらない「タイムストレッチ機能」が搭載されています。
これを活用して、通常よりも50〜70%のスピードで再生してみましょう。
スロー再生で得られる効果は以下の通りです:
・楽器の音やリズムパターンを明確に聴き取れるようになる
・音の出るタイミング、消えるタイミングを細かく分析できる
・自分の演奏や歌と比べて何がズレているのかが明確になる
特に初心者の方にとっては、「どこで音を出すべきか」「どのタイミングで次の動作に移るか」といった感覚を掴むことが非常に難しいものです。
しかし、スロー再生によって一つひとつの音を丁寧に聴き、リズムの「粒」を正確に感じ取ることで、着実にリズム感が鍛えられていきます。
さらに効果的なのは、スロー再生した音楽に合わせて自分でも演奏や手拍子をしてみることです。
録音して客観的に確認すると、ズレや改善点が一目瞭然です。
このように、「メトロノーム練習」と「スロー再生」は、リズム感を育てるための基礎中の基礎です。
目立たない地道な練習かもしれませんが、この2つを丁寧に継続することで、リズムの土台がしっかりと築かれていきます。
どんなに高度なプレイや表現を目指すにしても、まずは基本から始めていきましょう!
音楽に限らず、すべての表現において「タイミング」は命とも言えます。
ぜひ、焦らずコツコツと基礎練習を重ねていきましょう!
楽しみながらリズム感を鍛える方法
「リズム感を鍛える」と聞くと、堅苦しくて難しい練習ばかりを想像する方も多いかもしれません。
しかし実は、日常の中で楽しく取り組めるリズムトレーニングもたくさん存在します。
特に初心者の方や、お子さま、音楽に対して少し苦手意識のある方にこそ、楽しさを重視した方法は効果的です。
リズム感は「音を感じる力」でもあり、「楽しむ力」とも言えます。
ストレスなく、笑顔で続けられる方法を見つけることが、上達への一番の近道になるのです。
それでは次に、「音ゲー・アプリ」と「好きな曲を使った裏拍トレーニング」という2つの楽しい練習法をご紹介します。
あなたもきっと、リズム感の世界がもっと身近に感じられるはずです!
音ゲー・アプリでゲーム感覚トレーニング
まずご紹介したいのが、「音ゲー(音楽ゲーム)」を使ったトレーニングです。
スマートフォンやタブレットで手軽に遊べるリズムゲームは、実はリズム感を育てるうえで非常に優秀なツールなのです。
音ゲーでは、画面上に表示されるノーツ(音符のようなもの)を、流れてくるタイミングに合わせて正確にタップします。
これにより、「音と動作を一致させる」反射神経とリズム感が自然と養われていきます。
たとえば、以下のようなアプリは特に人気です:
・「Cytus(サイタス)」:芸術的な世界観と高品質な楽曲が魅力の音ゲー
・「Beat Saber(ビートセイバー)」※VR機器向け:体を動かしながらリズムを刻む新感覚ゲーム
・「Rhythm Hive」「プロジェクトセカイ」など:J-POPやK-POPの人気曲で楽しく練習
どのアプリも、初級から上級まで難易度設定が豊富なので、自分のレベルに合わせてステップアップできます。また、楽しみながら何度も繰り返すことで、自然と拍を感じ取る「身体的なリズム感覚」が鍛えられていきます。
「ゲームなら毎日続けられる」という方には、ぜひ取り入れていただきたいトレーニング方法です。
好きな曲で裏拍を感じる練習法
次におすすめしたいのが、「好きな音楽を使って裏拍(うらはく)を感じる練習法」です。
裏拍とは、拍と拍の間にあるタイミングのことで、リズムに「ノリ」や「グルーヴ」を与える重要な要素です。
裏拍をしっかりと感じられるようになると、音楽の躍動感や流れがより一層明確になります。
では、実際にどのように練習するのでしょうか?
1.好きな曲を1つ選びましょう(ポップス、ファンク、レゲエなどリズムが際立っている曲がおすすめです)
2.曲を流しながら、拍の「間」で手を叩く、または足でステップを踏むように意識します
3.最初はうまく合わないかもしれませんが、繰り返すことで「裏のビート」が体に染み込んできます
たとえば、スティービー・ワンダーやマイケル・ジャクソンの曲、J-POPではOfficial髭男dismやKing Gnuなどの楽曲には、心地よい裏拍のグルーヴが満載です。
さらに、少し慣れてきたら「表拍を感じないで裏拍だけで手拍子をする」練習に挑戦してみてください。
これにより、表拍と裏拍の関係性がよりクリアになり、リズムの奥深さが体感できるようになります。
音楽に身を委ねて、思わず体が動き出すような感覚があれば、それはまさにリズム感が育っている証拠です。
無理に理屈で覚えようとせず、楽しみながら繰り返すことが、上達の鍵となります!
リズム力UPのための身体トレーニング法
リズム感というと、「耳で感じるもの」「テンポを正しく刻むこと」といったイメージを持たれる方も多いでしょう。
しかし実際には、リズム感は耳だけでなく、身体全体で感じ、表現する能力と深く結びついています。
音楽に合わせて自然と体が揺れたり、ダンスを踊ったり、手拍子をしたりする行動は、すべて「体を通じてリズムを理解する」活動なのです。
つまり、体を動かしながらリズムを取る練習は、音楽的な感覚を磨くうえでとても効果的です。
それでは次に、リズム感を育てるうえで重要な「身体性」に焦点を当てて、体の動きを使ったトレーニング法や、ダンス・ボディーパーカッションの活用方法をご紹介します。
体の動きを使ってリズム感を鍛える
リズム感を強化するために、まず試していただきたいのが体全体を使った簡単な動作によるリズム練習です。
特に初心者の方やお子さまにとっては、「体で感じる」ことが理解の助けになります。
以下のような練習を、ぜひ取り入れてみてください:
・ステップを踏む
音楽に合わせて左右に足踏みをしてみましょう。
最初は拍に合わせて、慣れてきたら裏拍やシンコペーション(変則リズム)にも挑戦します。
・手拍子を加える
足踏みと同時に、手拍子を1拍ごとまたは裏拍に入れることで、上下の動きをリズムでコントロールします。
これにより「音を聞いて→身体を使って反応する」感覚が自然と育まれます。
・首や肩を揺らす
わずかな体の動きでも、音楽に対してリズムを取るトレーニングになります。
お気に入りの曲に合わせて軽く揺れるだけでも、リズムへの敏感さが高まります。
このような身体的なアプローチは、机に向かって黙々とメトロノーム練習をするのとは違い、「音楽そのものを楽しむ」ことにもつながります。
リズム感を「頭で理解する」のではなく、「体で覚える」ことで、より実践的な感覚が身につくのです。
ダンス・ボディーパーカッションの導入
さらにリズム力を高めるために、ダンスやボディーパーカッションを取り入れることも非常に効果的です。
ダンスによるリズム強化
ダンスは、音楽の拍やリズムに体を合わせて動く芸術です。
たとえばヒップホップやジャズダンスでは、表拍・裏拍の違い、シンコペーション、スイング感など、リズムの多様なニュアンスが表現されます。
初心者向けの簡単なステップ(2ステップやシャッフル)から始めても、音楽と体が一体化する感覚をつかむことができ、自然とリズム感が身につきます。
YouTubeなどにある初心者向けのダンスレッスン動画を見ながら、リズムに乗って体を動かしてみるだけでも十分効果的です。
特に以下のようなジャンルは、リズム感強化に適しています:
・ヒップホップ(ビート感が強く、リズム取りの練習に最適)
・ファンクダンス(裏拍・グルーヴを感じるトレーニングに)
・サルサ・ラテン系(シンコペーションの習得に)
ボディーパーカッションでリズムを刻む
もう一つおすすめなのが、ボディーパーカッションです。
これは、自分の体を「打楽器」として使うトレーニングで、手をたたいたり、足を鳴らしたり、胸や腿を叩くなどしてリズムを刻みます。
このトレーニングの最大のメリットは、「音を出しながら自分のリズムを客観的に確認できる」点にあります。
たとえば、
・手を2拍に1回たたく
・足を4拍に1回踏む
・胸を裏拍でたたく
といったように、体の各部位を別のタイミングで動かすことに挑戦することで、リズムの重層的な感覚(ポリリズム)にも自然と慣れていきます。
ボディーパーカッションは、音楽の授業などでも広く取り入れられている方法で、年齢問わず、楽しみながらリズム感を育てることができるトレーニングです。
理論的にリズム感を強化するアプローチ
リズム感というと、感覚や身体性に頼るイメージが強いかもしれません。
しかし、実は「理論的に理解する」ことも非常に重要です。
なぜなら、音楽のリズムは明確なルールや構造に基づいて構成されているからです。
感覚だけでリズムを捉えることは難しいと感じている方でも、理論を学ぶことで「なぜそのリズムになるのか」「どうカウントすればよいのか」といった理解が深まり、演奏や練習にも自信が持てるようになります。
それでは次に、リズム感を理論的に鍛える方法として、「リズム理論の基本」と「ポリリズム・変拍子への挑戦」を丁寧にご紹介していきます。
リズム理論の基本を知る
まず押さえておきたいのは、「拍(ビート)」と「小節(メジャー)」の概念です。
音楽は一定の間隔で繰り返される拍(beat)がベースになっており、その拍を一定の数でまとめた単位が小節(bar)です。
例えば、もっとも基本的な4/4拍子の場合、1小節には4つの拍があり、それぞれ「1・2・3・4」とカウントします。
日本の多くのポップスや歌謡曲はこの4/4拍子をベースにしており、このリズム構造を理解するだけでも、音楽への理解度が大きく向上します。
また、拍の中でも「ダウンビート(表拍)」と「アップビート(裏拍)」の違いを理解することは、グルーヴ感を生む上で欠かせません。
(※ジャンルによって表拍、裏拍がオン、オフになることもありますので、ここではダウンビート、アップビートとして紹介しています)
ダウンビートは「1・2・3・4」のように強く感じられる部分で、アップビートはその間にある「1と2と3と4と」の「と」の部分です。
これを知っているだけで、例えばアップビートにスネアドラムが入るリズムや、跳ねるようなリズム(シャッフルビート)をより正確に捉えることができます。
そのほかにも、以下のようなリズム用語や考え方に慣れておくと、より深く音楽を楽しめます:
・付点音符・休符の長さ
・3連符・16分音符の数え方
・テンポ(BPM)の概念
・シンコペーション(強拍と弱拍のズレ)
書籍やリズム理論の入門動画、楽典の教科書などを活用しながら、段階的に学ぶのがおすすめです。
理論と実践を行き来しながら取り組むことで、リズム感がしっかりと身についていきます。
ポリリズム・変拍子にも挑戦してみよう
リズム理論に慣れてきたら、ぜひ挑戦していただきたいのがポリリズム(複合拍子)や変拍子です。
これらは一見難しく感じられるかもしれませんが、リズム感をワンランク上へ引き上げるための最適なトレーニングになります。
ポリリズムとは?
ポリリズムとは、異なる拍子やリズムが同時に存在する構造のことです。
たとえば「3対2(スリーツー)」のポリリズムでは、3拍を刻むパートと2拍を刻むパートが同時に鳴っています。
例:
・右手で「1・2・3」
・左手で「1・2」
この2つを同時に行うことで、複雑なリズム構造が生まれます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、ゆっくりとしたテンポから繰り返し練習することで、リズムの多層構造を感じる力が鍛えられます。
ポリリズムは、ジャズやアフリカ音楽、プログレッシブ・ロックなどのジャンルでも頻繁に使われる技法です。
耳が慣れてくると、リズムの面白さや奥深さをより強く実感できるようになるでしょう。
変拍子とは?
一方、変拍子は小節ごとの拍数が不規則に変化するリズム構造です。
たとえば「5/4拍子」や「7/8拍子」などが代表的な変拍子で、均等に拍を数えることができず、独特の浮遊感や緊張感を生み出します。
変拍子の代表例としては、デイヴ・ブルーベックの《Take Five》(5/4拍子)や、プログレ系バンドの楽曲が挙げられます。
最初は違和感を感じるかもしれませんが、何度も聴いて体を動かしながら練習すると、徐々にリズムの感覚がつかめてきます。
リズム感をサポートするツール・教材
リズム感を鍛える上で、日々の練習に欠かせないのが「ツール」や「教材」の活用です。
近年は、スマートフォンアプリや便利なガジェット、初心者向けのわかりやすい教材など、手軽に導入できるものが豊富にそろっています。
「独学でやっているけど、伸び悩んでいる…」
「何から始めればいいのか分からない…」
そんな方こそ、こうしたサポートアイテムを取り入れてみることで、練習がより効果的に、そして楽しくなるはずです。
ここでは、特におすすめしたいアプリやガジェット10選と、リズム感向上に役立つ書籍・動画教材をご紹介していきます!
おすすめ練習アプリ・ガジェット10選
①Metronome Beats(メトロノームビーツ)
シンプルかつ多機能な無料メトロノームアプリ。テンポの微調整や視覚的なカウントも可能で、初心者から上級者まで幅広く使えます。
②Soundbrenner(サウンドブレナー)
ウェアラブル型の振動メトロノーム。手首や腕に装着して振動でテンポを感じ取れるため、演奏中も自然にテンポキープができます。
③Rhythm Trainer(リズムトレーナー)
聴いてリズムを当てるトレーニングができるアプリ。ゲーム感覚で耳の精度が鍛えられ、音楽理論の理解にもつながります。
④Tenuto(テヌート)
音楽理論学習アプリの決定版。リズム、音程、和音など、幅広いトレーニングが可能です。楽典を学びながらリズム感も底上げできます。
⑤Melodics(メロディクス)
PCで利用できる音楽演奏トレーニングソフト。ドラムパッドやキーボードなどに対応し、ビート感やタイミングを視覚的に学べます。
⑥Boss DB-90 Dr. Beat(ドクター・ビート)
リズム機器の中でも特に人気の高い高性能メトロノーム。クリック音のカスタマイズや練習パターンの記録も可能です。
⑦Korg MA-2(コルグ)
コンパクトで見やすい液晶ディスプレイ付きメトロノーム。持ち運びに便利で、初心者の練習にも最適です。
⑧Tama Rhythm Watch(リズムウォッチ)
ドラマーに愛されている高機能リズムトレーナー。細かな拍子設定や音量調整ができ、ライブ現場でも活躍します。
⑨Ableton Live(DAWソフト)
作曲・録音だけでなく、クリック音を使った練習環境づくりにも活用可能。練習に音楽的な楽しさを加えたい人におすすめ。
⑩YouTubeメトロノーム動画
最近は「◯BPM メトロノーム」などで検索すると、テンポごとのメトロノーム動画が多数ヒットします。手軽に始めたい方にぴったりです。
アプリやガジェットは、あなたのライフスタイルや練習環境に応じて選ぶのがコツです。
無理に高価なものを揃える必要はなく、まずは無料アプリなどから試してみるのが良いでしょう!
リズム感を鍛える書籍・動画教材
本や動画教材を活用することで、より体系的にリズム感を高めることができます。
最近ではYoutubeでリズムトレーニングの練習法を公開していることも多く、以下のような教材が特に人気です。
・書籍:『リズム練習がたのしくなる方法と前ノリ、後ノリのコツ (CD付)(著:いちむら まさき)』
「リズム感ゼロの人」など存在しないのです。もし、あなたがそう思っているのなら、それは「リズムについてとことん考えたことがない」から。そんな皆さんに向けて、まず「リズムの考え方」から解説しています。
・YouTubeチャンネル:【毎日トレーニング】リズム感は、誰でも、身に付きます!【音大卒が教える】
初心者でも安心して進めていける音大卒YOUTUBEチャンネルです。様々なリズムをわかりやすく紹介しています。
ツールや教材をうまく活用すれば、独学でも確実にリズム感を伸ばすことができます。
自分に合った方法を見つけるためにも、まずは気になるものを試してみましょう!
子ども・初心者がリズム感を身につける方法
リズム感は、年齢や経験に関係なく、だれでも段階的に育てていける能力です。
特に、音楽を始めたばかりの初心者や、成長過程にある子どもたちにとって、リズムの感覚を自然に身につけることは、音楽への興味や集中力、表現力の土台になります。
それでは次に、「幼児〜小学生向けのリズム教育法」と「音楽未経験者でも実践できる練習プラン」の2つの観点から、優しく丁寧にリズム感の育て方をご紹介していきます!
幼児〜小学生向けのリズム教育法
子どもは、遊びの中で自然と音や動きに反応し、リズムを体で感じ取る力を持っています。
その感覚を引き出すには、「楽しく学ぶ」ことが何よりも大切です。
以下の方法は、家庭でも教育現場でも手軽に取り入れられるリズム教育の基本です。
1. 音楽に合わせて体を動かす
好きな童謡やアニメソングを流して、一緒に手をたたいたり、ジャンプしたりするだけで、リズム感の土台を育むことができます。
曲のテンポに合わせて「1・2・1・2」と声を出して歩く「リズム行進」も効果的です。
2. ボディーパーカッションで遊ぶ
手拍子、膝叩き、足踏みなど、自分の体を使ったリズム遊びは、楽器がなくてもでき、音を出す楽しさをダイレクトに感じられます。
例えば、「パン・パン・グー」など、簡単なリズムパターンを覚えて繰り返すことで、音と動きの一致を学べます。
3. 絵本やリズムカードを活用する
リズムを視覚的に理解できるツールも有効です。
たとえば、1拍ごとに動物の絵を並べた「リズムカード」で、「ネコ・イヌ・ゾウ・ウサギ」といったテンポの違いを遊びながら学べます。
4. 幼児向けリズム教室や音楽体験イベントへの参加
地域の音楽教室や公共施設では、親子向けの音楽イベントが開催されていることがあります。
プロの先生と一緒に音を楽しむことで、自然とリズム感も育まれます。
子どもにとって大切なのは「正確さ」よりも「楽しさ」です。
上手にできなくても、音や動きに興味を持ってくれたら、それだけで大きな一歩です!
音楽未経験者でも実践できる練習プラン
「リズム感がないから音楽は無理…」と諦めてしまう方も少なくありません。
しかし、音楽経験がゼロの方でも、ステップを踏めば確実にリズム感を鍛えることができます。
ステップ1:メトロノームに合わせてカウントを取る
まずは、スマホアプリなどのメトロノームを使い、一定のテンポで「1・2・3・4」と声を出してカウントする練習から始めましょう。
声に出すことで、音の流れと時間の感覚を体で覚えられます。
ステップ2:手拍子でテンポをキープする
次に、カウントに合わせて手をたたきます。
手拍子が「ズレているな」と感じたら、焦らずにやり直してみましょう。
慣れてきたら、表拍(1・3)や裏拍(2・4)の練習にもチャレンジしてみてください。
ステップ3:簡単なリズム譜を読む
市販の初心者向けリズム練習本やYouTube教材には、図解で読みやすいリズム譜が多く掲載されています。
「タン・タン・ウン・タン」のような表記で、1小節ごとにリズムを叩くことで譜読みの感覚が自然に身につきます。
ステップ4:好きな曲に合わせて「ノる」
リズムトレーニングの仕上げには、自分が好きな曲に合わせて、体を揺らしたり、足を踏み鳴らしたりしながら「ノリ」を体感してみましょう!
音楽の楽しさを感じることが、何よりもモチベーションにつながります。
リズム感に関するよくある質問
リズム感について学び始めると、多くの人が抱える疑問があります。
自分には音楽の才能がないのでは?」「リズム感ってそもそも鍛えられるの?」といった不安は、誰しもが一度は通る道です。
リズム感は才能?後天的に鍛えられる?
最も多い質問が、「リズム感は生まれつきの才能なのか?」というものです。
確かに、音楽の道に進む人の中には、幼いころから自然にリズムを取れる人もいます。
しかし、それがすべての人に当てはまるわけではありません。
実際、リズム感は「後天的に鍛えることができる能力」です。
科学的にも、音楽や運動に関わる脳の領域は経験によって発達することがわかっており、繰り返しのトレーニングによって正確なテンポ感覚やタイミングを身につけることが可能です。
たとえば、ダンスやマーチング、和太鼓などの経験がなくても、メトロノーム練習や音楽に合わせた身体運動を行うことで、誰でも確実にリズム感は向上します。
音楽未経験の大人の方が、半年〜1年の練習で大きな変化を感じたという事例も多くあります。
つまり、「才能がないから…」とあきらめる必要はまったくありません。
むしろ、継続的に練習できる人こそ、最終的には高いリズム力を身につけられるのです。
自分のリズム感をチェックする方法
もうひとつ多い質問が、「自分にリズム感があるかどうかを確かめたい」というものです。これはとても自然な疑問であり、自分の現状を知ることは、上達の第一歩にもなります。
以下の方法で、気軽にリズム感のセルフチェックをしてみましょう。
1. メトロノームに合わせて手拍子を打つ
テンポ80〜100のメトロノームを使い、4拍子に合わせて「パン・パン・パン・パン」と手を叩きます。
音と手拍子がズレていないか、家族や友人に見てもらうのもおすすめです。
音源とピッタリ合っているかを録音して確認してみるのも効果的です。
2. スマホアプリでリズムテストを試す
最近は、リズム感を測定できるアプリも多数登場しています。
「Rhythm Trainer」「Beat Mirror」などの無料アプリでは、テンポに合わせたタップや視覚的なリズム課題にチャレンジできます。
ゲーム感覚で楽しめるので、初心者にもハードルが低いです。
3. 音楽を聴きながら体を動かしてみる
好きな曲をかけて、無意識に体が動くかを感じてみてください。
拍に合わせて自然と頭や肩が揺れる、足でビートを踏んでしまうという感覚があるなら、あなたの中にはすでにリズム感が存在しています。
4. 簡単なリズム譜を叩いてみる
初心者向けのリズム譜を使って、「タン・タタ・タン・ウン」といったリズムを手拍子で再現してみましょう。
スムーズにできれば、基本的な拍の感覚はしっかり備わっている証拠です。
まとめ
この記事では、「リズム感を鍛える最強の練習法13選!」をテーマに、リズム感の基本的な理解から実践的なトレーニング法、楽しみながら続けられる方法、理論的なアプローチまで幅広くご紹介してきました。
まず、リズム感とは単なる音楽的なセンスではなく、体や耳、脳を使ってリズムを感じ取り、正確にタイミングを取る能力であることを確認し、その力は生まれ持った才能だけでなく、誰でも後天的に鍛えられることもお伝えしました。
具体的な練習法としては、メトロノームを使った基礎練習やスロー再生による耳のトレーニング、音楽ゲームや好きな曲に合わせてリズムを楽しむ方法など、多彩なアプローチがあります。
体を動かすダンスやボディーパーカッションの取り入れも、リズム感を自然に伸ばすのに最適です。
さらに、リズム理論の基礎知識を学び、変拍子やポリリズムに挑戦することで、より高度なリズム力を養うことができます。
練習をサポートする便利なアプリや教材も数多く存在し、初心者から子どもまで幅広い層に対応可能です。
特に初心者や子どもがリズム感を身につけるには、「楽しむこと」が何よりも大切です。
無理せず、好きな音楽や遊び感覚を通じて、少しずつリズムに慣れていくことが上達の秘訣です。
「自分にもできそう」「子どもに試してみたい」と感じていただけたなら、それは素晴らしい第一歩です!
リズム感は一朝一夕で身につくものではありませんが、日々の積み重ねが確実に成長をもたらします。
練習するならリフレクトスタジオがおすすめ!
リズム感を鍛える方法をいくつか説明してきましたが、練習の環境を整えることが上達の大きな一歩にもなります!
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