201507/10

音楽歴史・偉人

音楽歴史・偉人紹介 ビートルズ編⑥

第六回ビートルズとは一体何だったのかをご紹介します。

世界史で見るビートルズとは



実際の曲を参考にロックンロールについてまとめていきたいと思います!

ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツ(ロック・アラウンド・ザ・ロック)
(1955年7月初旬から連続8週全米1位)



この曲は、1番重要なのがビートなのです。スティックでドラムを打ち鳴らす音。メロディーはというと、あるとも言えますが、ないとも言えます。それぞれの行で音の上がり下がりがありません。
こういう歌を、ビル・ヘイリーが発明したのでしょうか?そうではありません。
この曲の後半の旋律ですね。「ドミソラシ♭ラソミ」。
これはブギウギという音楽の、ベースの基本進行と同じです。ブギウギって言葉は聞いた事があるでしょうけど、どんな音楽なのでしょう。
この言葉には、ちょっと“土人”ぽい響きがあります。アフリカ系北米人は、ブルースという嘆きの歌の形式を作りましたが、酒場にあつまると、半分壊れたみたいなピアノを叩いて、速弾きのホットな演奏を始めました。百聞は一聴にしかず、一曲聞いてみてはいかがでしょうか。ロックンロールが、こういう黒人の享楽的な音楽に由来しているということがポイントです。
ちなみにリフレクトスタジオスタッフの中には、黒人音楽(ブルースやブギウギなど)好きがいます!
意外と、昔の古臭いマイナーな曲も知っているかもしれません!是非お声かけ下さい!

ビッグ・ジョー・ターナー(イッツ・オール・ライト・ベイビー)



1938年に「ゴスペルからスイングへ」という、黒人ポピュラー音楽のショーケースのようなコンサートが行われました。
そのときの演奏をまとめた音源です。(1938年といえば、第二次世界大戦が始まる前の年ですが、そのちょっと前にスイングという、ジャズ系のダンス音楽が一般の若者たちの間で大きなブームになっています。それをきっかけに、黒人たちの音楽に関心が集まった。それに応えて「黒人音楽のすべて」みたいなショーがニューヨークで開かれたわけです。
このジョー・ターナーという歌手は長いこと活躍をし、黒人向けのレコードやラジオで、ポップなヒット曲を連発しました。
50年代になってからは、もうロックンロールと音楽的に言ってどこも違わないような歌を歌っています。そして彼の歌を、「ロック・アラウンド・ザ・ロック」が爆発的にヒットする前に、ビル・ヘイリーもカバーしています。
つまり、白人と黒人で、音楽の業界が別だった。ところが、白人の中に反抗的な世代が出てきて、人種の壁の向こう側の音楽を聞き出した。すると企業家の中に、黒人の音楽を使って白人相手のビジネスをしようとするものが現れた。そしてそれが大当たりした。
これがロックンロール革命という出来事の内実です。
アメリカの音楽業界の成り立ちについて、少し説明しましょう。

‐”違う人たち”の流行音楽‐



アメリカでポピュラー音楽が真に国民的な産業となるのは、レコードが出回り、ラジオの放送が始まった1920年代のことですが、そのときもう業界が3つに分かれます。
このあたりについて日本人には少しわかりにくいかもしれないです。
日本でも昔は、おじいちゃんは浪曲を聞きました。学生は、歌声喫茶でヨーロッパ風の歌を歌い、歌謡曲、とくに演歌はそれより「下等」で、クラスメートの中でも進学せずに店を継いでいたり、工員として就職する人たちの音楽みたいに考えられた。アメリカはもっとずっと国土が広く、文字通り人種の違う人たちが住んでいるので、誰がどういう音楽を聴くかというジャンルの分化はとても明瞭でした。
1950年ころのアメリカの音楽文化について、簡単にお話ししましょう。

まず、ポップス。より専門的には「ティンパンアレーの音楽」といいました。
昔から流行歌産業に関係する会社が立ち並んでいたニューヨークの通りの俗称から来たネーミングです。
これらの会社は、専門の作詞家・作曲家が歌を作り、スター歌手を売り出していました。
ミュージカルや映画を楽しみ、たまにはホテルなどのラウンジで行われるショーを見る「ふつうの市民」向けの音楽です。
ビング・クロスビーは知っていますか?1920年代から70年代まで、舞台、レコード、映画、ラジオ、テレビと、あらゆるメディアでスターでした。
この人のレコードは、世界で4億枚以上売られたと言われています。
甘い声で歌う「ホワイト・クリスマス」という歌は、みなさんも聞いた事があるかもしれません。
この歌は、日本やドイツを相手に戦争している時代に発売され、その後50年以上も、シングルレコードの売り上げ記録を保持していました。
「ロック・アラウンド・ザ・ロック」やビートルズの「抱きしめたい」が追い上げましたが、届きませんでした。
曲を作ったのはアーウィン・バーリンという人です。子供の時にロシアから渡ってきた移民で、10代の時からヒット曲を作り続け、101歳まで生きた人です。
タップダンスの軽快な曲も書けば、「ゴッド・ブレス・アメリカ」みたいな、準アメリカ国家も書く。こういう人に比べると、ポール・マッカートニーの作曲人生も、霞んでしまいそうになりますね。真の国民的作曲家といえます。
しかしアメリカは大陸の国で、国土の大部分は畑や牧場や山地や砂漠です。農民や南部地方の労働者にとって、ソプラノ歌手が歌うミュージカルや、ホテルのカクテル・ラウンジに流れるジャズ・ボーカルのような音楽は、気取りすぎの感じがしたことでしょう。彼らのハートにぐっとくるのは、昔ながらの伝統に根差したカントリー音楽というものです。
当時は西部劇映画が流行っていて、カウボーイ姿の歌手が人気を博していたりしたので、カントリー&ウェスタンという呼び名が一般的でした。
今回はここまでにしたいと思います!次回「カントリー音楽の歴史」についてまとめていきたいと思います!

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